ごぼうの栄養成分と健康効果・効能|食物繊維(リグニン・セルロース・イヌリン)・マグネシウムほか

健康に役立つ栄養学・効能

豊富な食物繊維で、がん予防や整腸作用が期待できる「ごぼうの種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身がごぼうの健康効果や成分について深く学びたいということと・ごぼうについて検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。

今後も、ごぼうについての情報を集め必要なものを追記していきます。

ごぼうに含まれる栄養成分

・食物繊維(リグニン・セルロース・イヌリン)
・マグネシウム
・カリウム

ごぼうによる健康効果・効能

・がん予防効果
・便秘解消
・整腸作用
・美肌効果
・血糖値の上昇を抑える
・利尿作用

食物繊維(リグニン・セルロース・イヌリン)

ごぼうに含まれる食物繊維には、水溶性のイヌリンと不溶性のセルロース・ヘミセルロース・リグニンなどがあり、どれも血中コレステロール値を下げて腸内環境を整える。特に、リグニンは発がん性物資を吸収し排泄するので大腸がん予防に。

また、ごぼうに含まれているサポニンが悪玉コレステロールを分解することで、高血圧や糖尿病予防にも効果があるといわれている。
高血圧を予防するごぼう茶血管年齢を若くする方法

ごぼうは上述している通り、水溶性と不溶性の両方の食物繊維の働きで腸内環境を整えて便秘改善効果がある。これらの作用により、美肌効果やダイエット効果も。

中国では昔から利尿作用のある薬草として利用されてきた。これは、水溶性食物繊維のイヌリンの働きによるもの。イヌリンの作用で肝臓の機能が向上し尿が生成されやすくなり利尿作用が促進される。
夜おしっこが近いは危険ためしてガッテン

食物繊維は、腸内の乳酸菌を増やすのを助け腸内環境を整える働きがある。便秘改善にも効果的。ヨーグルトを摂ると相乗効果が期待できる。
不溶性・水溶性食物繊維の働き

食物繊維とは「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。現在は昔と違い腸内細菌による分解・発酵を経てエネルギー源や短鎖脂肪酸に変化し様々な効果があることが解明されてきている。

マグネシウム

マグネシウムは、骨の成分として重要なほか体内の代謝をサポート。神経の興奮を抑えたり、血管を広げて血圧を下げる働きもある。

カリウム

カリウムは、ナトリウム(塩分)を体外に排出させて血圧を安定させる。高血圧の予防には、カリウムを十分に摂ってナトリウムの排出を促すことが大切。カリウム1に対してナトリウムを2以下にするとバランスが摂れる。

ごぼうの栄養成分表

食品成分表 可食部100gあたり
エネルギー 65kcal
水分 81.7g
たんぱく質 1.8g
炭水化物 15.4g
灰分 0.9g
カリウム 320mg
カルシウム 46mg
マグネシウム 54mg
リン 62mg
0.7mg
亜鉛 0.8mg
0.21mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB6 0.10mg
食物繊維 5.7g

ごぼうの種類

種類 特長
大浦ごぼう 千葉県の大浦地区の特産で、直径が10cm、長さが1mと大きめの品種。
山ごぼう ごぼうの近種「もりあざみ」の根。みそ漬けに利用。
スーパー・理想 ひげ根が少なく肉質の良い品種。
サルシフィ 西洋ごぼうと呼ばれるキク科の野菜。スープやグラタンなどに利用。

ごぼうの保存方法、その他

泥つきのごぼうの場合は、新聞で包み風通しの良いところで保存する。洗ってあるごぼうの場合は、ジップロックなどで密封し冷蔵庫の野菜室で保存する。

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