東日本大震災後、最も早く養殖が再開されたわかめです。岩手県の人たちのスゴ技の数々を紹介します。
わかめ

わかめはヨウ素や、カルシウム・カリウム・亜鉛など海洋ミネラル成分が豊富です。
ヨウ素は精神の安定や、心身を元気にする効果があります。
わかめのカルシウムは骨を丈夫にする作用があり骨粗しょう症を防ぎます。
カリウムは、血圧降下作用があり、高血圧の予防になります。
またミネラルは血液をきれいにします。
食物繊維であるアルギン酸は便通を整え大腸がんや動脈硬化などの病気の予防
にも効果的です。
毎日わかめを食べていますが、生ワカメよりも乾燥ワカメのほうが、使い勝手がいいので、
利用することが多いです。
乾燥わかめにも見分け方がありました。
乾燥わかめは、黒褐色でツヤがあるもの、また厚みがあって弾力があるものがいいそうです。
生わかめを選ぶ時は、緑色が濃く、ツヤがあり、厚みと弾力があるものが良いそうです。
わかめをとことん味わう

すご技Qでは、わかめをとことん味わうというテーマです。今年は震災前の8割近くまで生産量が戻ると見込まれている岩手県わかめです。
わかめってお味噌汁くらいにしかあまり使い道がないという声が多いそうです。実際にわかめの料理って言われてもあまり思いつきません。
岩手の地元の人たちはどのようにわかめを食べているのか気になります。地元の料理のレシピを岩手県の人たちのスゴ技から学びます。
生わかめ保存法

旬の時期にしか手に入らない生わかめですが、通常冷蔵庫で保管していると2~3日でドロっとした感じになってしまいます。
そこで地元の人の生わかめの保存方法をおそわったところ、生わかめをめんつゆに漬けているとのことです。1週間は保存できるので、試してみてください。
☆わかめのめんつゆ漬け
材料
・生わかめ 100グラム
・めんつゆ 大さじ1と3分の1 (かつお節や昆布などが含まれているものを使用)
・みりん 小さじ1
・酒 小さじ1
・刻みしょうが 5グラム
・一味とうがらし 適量
作り方
1. 生わかめは湯通し後、水でもみ洗いして冷ました後、ザルにあけて水分を絞るように切ります。
2. 調味料を合わせてボールにいれ、わかめを加え、味がしみこむように混ぜます。
3. 落としぶたと重石をのせ、ひと晩寝かせて完成です。
4. タッパーなどで冷蔵庫で保管し、1週間程度食べられます。
わかめごはん

材料 4~5人分
・米 2合
・わかめ 50グラム
・しらす(乾燥) 30グラム
(A)
・水 2分の1カップ
・薄口しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ3と3分の1
・酒 少々
作り方
1. ごはんを炊き、わかめは塩抜きして水気をきって細かく刻みます。
2. (A)の調味料を合わせ、鍋でひと煮立ちさせます。
3. (2)に、しらすをいれ味を染み込ませ、わかめを入れて20秒程度混ぜます。
4. わかめは煮ないで、すぐに火を止めて、炊けたご飯に混ぜれば完成です。
わかめの天ぷら

材料 4~5人分
・塩蔵わかめ 50グラム
・玉ねぎ 1/2個(120グラム)
・にんじん 1/4個(50グラム)
・ごぼう 1/5本(50グラム)
・天ぷら粉 120グラム
・水 カップ1
作り方
1. わかめは塩抜き後に水気をきって荒く刻み、玉ねぎ・にんじん・ごぼうを千切りにし、水にさらします。
2. 少量の水でとかした天ぷら粉に、(1)の材料を全部いれ、揚げて完成。
わかめの白あえ

材料 4~5人分
・塩蔵わかめ 50グラム
・にんじん 1/4本
・くるみ 30グラム
・豆腐 1丁
・塩 少々
・砂糖 大さじ3と1/3
作り方
1. わかめは塩抜き後、水気をて荒く刻みます。
2. にんじんは千切りで湯通し後、水を切ります。
3. 豆腐は、キッチンペーパーで水分を切ります。
4. すり鉢でくるみをすりつぶします。
5. 豆腐を加え、形がなくなるまですりつぶします。
6. 砂糖と塩で味付けをし、にんじんとワカメを加えて完成です。
おわりに
これからの季節は、わかめの白和えなどがおいしそうですね。わかめの天ぷらは食べたことがないので、実際に作ってみたいです。
地元の方からわかめのレシピや保存方法などを教わって、普段は作らない料理のレパートリーも増えてよかったです。じゅんTA
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