針灸治療を受けに来る人が最も多く訴える症状、それはズバリ腰痛です!
私の叔父は、名古屋で接骨院を兼ねた針灸院を経営しています。その叔父の話だと、治療に来る人が最も多く訴えるのが腰の痛み【腰痛】だそうです。
腰痛に効く特効の7つのつぼ
腰というのは体の要といわれていて、体重の約6割の重さがかかる部分です。
腰は動いているときはもちろんのですが、立っているときも座っているときも、体を支えている重要な部分です。
もともと腰痛は、人類が二足歩行をするようになってから起こったものです。
というのも、人の神経は四つん這いになったときには背骨から大地に向かって垂直に伸びているのですが、二足歩行になることによって重力に逆らう結果になり、より負担がかかるようになってしまったもので、腰痛は人類の致命病ともいわれています。
痛みがひどい場合は、専門のお医者様に診察をしてもらい、軽い場合は、まずは体を温めて疲労回復を図りましょう。
お猿さんも大好きな、温泉が効果的です。
腰痛の速効つぼ【外関】
まず一番は、意外にも手首にあるつぼが効果的なんです。そのつぼは【外関】(がいかん)というつぼです。
場所は、手の甲部分(外側)で、手首から指3本分のところにある腕の中央部分の筋肉の間にあります。
この部分を反対側の中指で、息を吐くときに叩きます。ポイントは【息を吐くときに叩く】ということ。これで自然治癒力を高めます。
腰痛の速効つぼ【腰腿点】
次は、腰腿点というつぼです。
このつぼは手の甲を上にして、人差し指と中指、薬指と小指、それぞれの間を手首の方に向かってたどっていき、2本の骨が合流する手前で指が止まったところにつぼがあります。
腰痛の速効つぼ【三陰交】【志室】【腰眼】
これは膝を曲げてできるしわの中心部分にあるつぼです。
委中は膝の痛みを改善するつぼとしても有名です。
次のつぼは、足にある【三陰交】(さんいんこう)です。
三陰交は足のくるぶしの上から7~8cmのところにあります。
これらのツボを刺激する場合は、いすに座って行うことを忘れないでください。
またこれら足のツボ以外に、背中側にある【志室】(ししつ)というつぼや【腰眼】(ようがん)というつぼも有効です。
志室は、助骨の一番下の骨の高さで、背の中心から指4本分外側にあります。
また腰眼は腸骨の一番上の高さで、背の中心から4本分外側にあり、志室と縦に並んでいます。
痛みがひどい場合は【血海】【中封】
女性特有の、生理痛や生理不順による腰痛は、【血海】(けっかい)というつぼが有効です。
血海は膝の骨の内側上端から指幅3本分上のところにあります。
腿(もも)に力を入れたとき腿の全面内側の筋肉が丸く盛り上がる部分の中央にあります。
なお、治療するのは【左足】だけでいいんです。両手の親指を重ねて、腿をつかむように押しましょう。
また、生理痛などに関係のない腰痛なら、【中封】(ちゅうふう)というつぼが効果的です。
このつぼは、内くるぶしと足首の折れ目の親指側にあります。親指で3~5秒押して、それを3~5回繰り返してみてください。
つぶやき・・・
これからだんだん寒くなってきて、腰痛もつらくなる季節です。できるだけ足を冷やさないように、またカイロなどで腰を温めるようにしてくださいね。
kazu
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