ためしてガッテンでは昼夜おしっこが近いよりも、夜だけおしっこが近いは危険なサインだそうです。心臓がピンチ?
頻尿どちらが危険か
昼と夜頻尿と夜だけ頻尿はどちらが危険でしょうか?実は夜だけ頻尿が危険だそうです。
頻尿とは、排尿回数が増加した状態のことです。
人がトイレへ行く回数ですが、日中では5~7回、寝ている間は0回が正常と言われています。
日中8回以上トイレに行き、夜間も1回以上おしっこに起きるのは、頻尿(夜間頻尿)と言えます。
睡眠が妨げられるのでQOLの低下を招き、高齢者の場合では夜起きたときに転倒して骨折の原因にもなる。夜間頻尿 は、かなりの苦痛です。
夜だけ頻尿の場合は心臓に原因があるそうです
夜だけ頻尿の症状を意識しないでいると、心臓の病気「心不全」が進行してしまいます。
実は、心臓のポンプ機能が低下してしまっている状態になっているからです。
夜横になると血液を減らしてくれ~と心臓がサインを送っているんです。そしてトイレに頻繁に行く回数が増えます。この状態が隠れ心不全の状態だそうです。
なぜ心臓が危ない頻尿は夜おしっこに起きるか?
通常は、夜寝ている間は、抗利尿ホルモンが働いてグッスリ眠ることができます。
しかし心臓が危ない頻尿の人は利尿ホルモンが働いておしっこがたくさん作られてしまいます。実はおしっこは、もともと血液から作られています。
弱った心臓が、「おしっこを作って、血液を減らしてくれー」というサインを出していたのです。
夜だけおしっこが増える人は、昼間立って過ごしている間、血液が心臓に戻りづらく、下肢のむくみが生じやすい。
夜寝るときに、横になると下肢から心臓に血液が戻ってきて、血液を減らしてくれーと心臓がサインを出し夜のおしっこが増えるというわけです。
夜だけ頻尿からサインがわかれば隠れ心不全が進行しないですみます。早めに泌尿器科に診察を受けましょう。
夜だけ頻尿の原因
夜だけ頻尿の原因として睡眠時無呼吸症候が考えられます。
睡眠中、気道がふさがった状態で呼吸しようとすると、胸腔(きょうくう)の内の気圧が下がります。
気圧が下がることで、心臓がふくらみ、血液が心臓に流れ込みます。心臓が「血液を減らしてくれー」とサインを出して夜のおしっこが増えるサイクルが作られます。
睡眠時無呼吸症候群の治療をすることで、夜の頻尿が改善される人がたくさんいるそうです。
寝る前に飲む水を控える
夜寝る前に1杯の水を飲むといいと言われています。頻尿の場合は控えた方がよいこともあるそうです。
夜何度もトイレに起きてお悩みの方は、寝る前の水を少し控えてみてください。
のどの渇きを判断できにくいお年寄りなどは、やたらと水分を減らさないようにしてください。心臓や腎臓の機能が低下している場合は医師に相談してください。
夕方の下肢運動
昼間の足にむくみとしてたまっていた水分が、夜寝るときに心臓に戻って夜間頻尿の原因にもなります。
夕方や寝る3~4時間前までに、運動(ウオーキングやスクワットなど)をすると効果的です。
おわりに
昼と夜の頻尿と夜だけ頻尿は違うんですね。夜だけ頻尿の人は隠れ心不全のサインかもしれません。早めの診察が安心ですね。じゅんTA
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