2013年にサバ缶ブームが起こり「スーパーからサバ缶がなくなる」現象が起きたことは記憶に新しいですよね。サバ缶ダイエットがブームになっている理由は、EPAにダイエット効果があるとわかってきたからです。
今回は、EPAダイエットの効果を最大限に引き出すレシピ「サバのピリ辛中華スープ」をご紹介します!なぜ、サバがダイエットに効果的であるのか?記事下で解説しています。
※スーパーにサバ缶がなかった為、切り身を利用しています
準備するもの(2人分)
・3枚におろしたサバ 1枚
・シーフードミックス
・トマト 1個
・しめじ
・水 400cc
・ウェイパー
・コチュジャン コーヒースプーン2杯
・醤油 コーヒースプー1杯
・大葉 2枚
レシピ
Step1. 400ccの水を沸騰させ、ウェイパーを投入する。
Step2. サバをぶつ切りにして、投入します。
Step3. シーフードミックスを投入します。
Step4. しめじを投入します。
Step5. コチュジャンをコーヒースプーン2杯、醤油コーヒースプーン1杯を加えて、よくかき混ぜます。この中に褐色脂肪細胞を活性化するカプサイシンが豊富に含まれています。
Step6. ブツ切りにしたトマトを投入します。
Step7. トマトがクタっとなるまで煮込んだらOK!色紙切りにした大葉を散らして完成です!
なぜEPAにはダイエット効果があるの?
エイコサペンタエン酸(Eicosapentaenoic acid: EPA)は、ヒトの体内では作れない“必須脂肪酸”のひとつです。EPAは、ドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic acid: DHA)と並んでオメガ3系脂肪酸に分類されています。
最近、CPKA JAPANが行った実験によれば、EPAやDHAをマウスやラットに投与すると、大豆油を投与した動物に比べて内臓脂肪の量が減るということがわかってきました。どうやら、EPAやDHAには、褐色脂肪細胞(脂肪を燃やす細胞)を活性化する働きがあるようです。
つまり、理論上、EPAを摂ることは、肥満の防止というよりもむしろ、ダイエットに効果があるということになります。
ただし、摂り方には注意が必要です。先程も説明したように、EPAやDHAは脂肪酸ですので、熱に弱いという性質があります。もっとも効率的なEPA・DHAの摂取方法は、やはり生です。刺し身であれば、マグロ(トロ)なら4~5切れ、ブリなら6~7切れ食べる必要があります。
でも刺身が苦手という方も少なくありませんし、得意な方でもずっと刺身ばかり食べていては飽きますよね。
手軽に摂取できる加工食品としては、魚の缶詰が最高です。中でも、「サバの水煮」や「サバ味噌煮」、「サンマの蒲焼」などは、原料そのものにEPAやDHAが多いため、缶汁の中にもEPAやDHAがたくさん含まれているので、調理方法を工夫して、捨てずに利用しましょう。
今回、本当はサバ缶を使ったレシピを紹介したかったのですが、スーパーにサバ缶の姿は見当たらず、渋々、サバの切り身を使いました。今後、サバ缶が手に入り次第、サバ缶バージョンもご紹介したいと思います。
他に褐色脂肪細胞を活性化できる食材は?
京都大農学部の河田照雄教授らの研究によれば、唐辛子などに含まれるカプサイシンに褐色脂肪細胞活性化作用があることがわかってきています。つまり、青魚を調理するときに唐辛子を使えば、褐色脂肪細胞活性化レシピになるということですね!
このレシピのココがイイ!
今回ご紹介した「サバのピリ辛中華スープ」は、EPAを多く含むサバとカプサイシンを多く含む唐辛子を使った、いわば、「超・褐色脂肪細胞活性化レシピ」です。
スープにすることでサバのEPAを逃さず摂取できますし、唐辛子は味のアクセントとして、口にも美味しい料理です。
今回は、あまり難しいことを考えなくて済むように、また安く仕入れられるように、シーフードミックス・しめじ・トマトを使いましたが、お好きな食材に変更可能です。
運動すればさらに効果的!
いくら超・褐色脂肪細胞活性化食を食べていても、同時にエネルギーを貯め込んでいてはダメです。運動不足になると、エネルギーを貯めこむ白色脂肪細胞が肥大化するという研究報告もあります。
せっかく褐色脂肪細胞を活性化したのですから、運動もして白色細胞が肥大化するのを食い止めましょう。
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