前回は、「脳梗塞が疑われる症状はこの3つ!?FASTチェック→すぐ救急車を呼ぶ!」という記事で、本人または周りの人が脳卒中であるか?をチェックする方法でした。
今回は、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血の原因とも言える「血栓」についてです。
納豆の効果・血栓になるメカニズム・納豆の効果的な食べ方・納豆の成分などをまとめました。
納豆の効果とは
倉敷芸術科学大学教授 須見洋行先生
私はこれまで、世界中の200種類以上の食品を調べました。しかし、血栓を溶かす作用でナットウキナーゼに勝るものはありませんでした。しかもその効果は、血栓を溶かす薬にも匹敵するほどです。
須見洋行さんは、納豆に含まれる血栓溶解酵素を「ナットウキナーゼ」と1986年に学会で研究発表されたご本人です。
「持続性においても血栓溶解の注射が4~20分ほどしか効果が続かないのに対し、ナットウキナーゼは、体内で4~12時間も作用する」ことが分かっています。
血栓が出来るメカニズム
血栓は血液中の血小板が集まることがきっかけで作られます。血管が傷つくと血小板が瞬時に集まり互いにくっついて固まります。集まった血小板は、血栓の骨組みを作ります。
すると、血液を固める成分が働いて、血液中に溶けているフィブリノーゲンというたんぱく質がフィブリンという固形のたんぱく質に変わり・これが、血栓をがっちり固めることになるのです。
においをかぐだけで血栓予防になる
熱々のご飯に納豆をかけた時の独特なにおいのもとが「ピラジン」というにおい成分です。このにおいをかぐだけで血栓予防になるというから驚きです。なぜ、においをかぐだけで効果があるのでしょうか?
・ピラジンは、血小板の密集を抑えて血栓が出来るのを予防する。
・納豆のにおいをかぐだけで血液中に入り不要な血栓が出来るのを防ぐ。
・ピラジンは、熱に強い。
・成熟が進んだ納豆ほど多く含まれる。
サラサラ成分ナットウキナーゼ
・血栓を溶かす作用があり、体内で4~12時間も作用する
・血栓の本体であるフィブリンを分解し血栓を溶かす
・熱に弱い性質がある為、加熱しない
これ以外にも、納豆に多く含まれている「ポリアミン」という成分には、血管の炎症を抑え・血栓が出来る最大の危険因子である動脈硬化を予防する働きがあります。
納豆の効果的な食べ方
・1日1パック夕食時に食べる。
・加熱せずそのまま食べる。ゴマやのりなどを加えても良い。
・製造後日程が経ったものがよい。昔ながらの製法のもの。
脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症の発症は、明け方の時間に起きやすいです。これは、血栓板に粘り気が出て、血栓が出来やすい時間帯が2時~3時であることと関係しているからです。
早朝に出来やすい血栓を防ぐには1日1パックの納豆を夕食時に摂ると効果的です。
脳梗塞であるか?チェックする方法
脳卒中が発症しても本人や周囲の人が気付かないケースも非常に多いです。発症してから時間がたつごとに症状が悪化し、病院に搬送された時には手遅れになる場合や・ひどいマヒが残り「寝たきりや車いす生活」になってしまうケースも多々あります。
脳卒中の発症に早く対処する為に、米国脳卒中協会は3つの症状を確認するように勧めています。その症状をFAST(ファスト)と呼んでいます。頭の中に入れておくとチェックするのに便利です。
※超重要です、ご家族為・あなたの為にも頭の中に入れておきましょう!
脳梗塞が疑われる症状はこの3つ!?FASTチェック→すぐ救急車を呼ぶ!
※40マガジン
脳梗塞(脳卒中)は、手足のしびれ・急な頭の激痛・手足のまひ・右目で見ても左目で見ても視野が半分しかない半盲(はんもう)などの症状が現れます。その時にできるだけ早く判断し治療することが非常に重要です。
チェック方法は上のリンクで確認しておきましょう。
納豆の主な成分・その他
主な栄養分
・ビタミンB1、B2、E、K
・パントテン酸
・葉酸
・大豆イソフラボン
・食物繊維
納豆の凄い効能
・体内の酸化を防ぐ
・腸内環境を整える
・代謝の向上
・免疫力を高める
・血液の若返り
・美肌効果
・乳がん、骨粗鬆症を防ぐ
・更年期障害を防ぐ
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