かんきつ類(みかん・オレンジ)の栄養成分と健康効果・効能｜ビタミンP・リモネン・シネフリンほか

「かんきつ類(みかん・オレンジ)の種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身がかんきつ類(みかん・オレンジ)の健康効果や成分について深く学びたいということと・かんきつ類(みかん・オレンジ)について検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。

今後も、かんきつ類(みかん・オレンジ)についての情報を集め必要なものを追記していきます。

かんきつ類(みかん・オレンジ)に含まれる栄養成分

日本の代表的なみかんといえば”温州みかん”。生産地や栽培方法によってブランド名はそれぞれ。みかんはほぼ通年出回っており、温かい時期(5月～9月)に出回っているものはハウス栽培されているもの。

温州みかんやオレンジなどのかんきつ類は、カロテンよりも抗酸化作用の強いβクリプトキサンチンを多く含み、ビタミンCとの相乗効果で免疫力をアップする。

皮の白い部分に含まれるビタミンP(フラボノイド＝色素)は、毛細血管を強くし、動脈硬化予防に効果的。かんきつ類の特徴でもある苦み成分のリモネンは、がん予防にも。

温州みかんに多く含まれるシネフリンは、体脂肪を分解し脂肪燃焼効果を高める事から、ダイエットに有効な成分として利用されることも多くなっている。

かんきつ類(みかん・オレンジ)に含まれるβカロテンは、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジング全般に高い効果を発揮する。免疫力を上げ細胞が傷つけられるのを防ぎ発ガンを抑制する働きがある。

トマトや人参、ブロッコリーを始め緑黄色野菜に多く含まれる。βカロテンは、体内で必要な量だけのビタミンAに変換することから…ビタミンAの効能を期待することもできる。

かんきつ類(みかん・オレンジ)に含まれるビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。

発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンやストレスをブロックする。

ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。キャベツの芯の周りにはビタミンCを多く含む。

かんきつ類(みかん・オレンジ)に含まれるカリウムは、ナトリウム(塩分)を体外に排出させて血圧を安定させる。体内の水分を調節する働きがあり利尿作用も期待できる。

高血圧の予防には、カリウムを十分に摂ってナトリウムの排出を促すことが大切。カリウム1に対してナトリウムを2以下にするとバランスが摂れる。

種類	特長
バレンシアオレンジ	アメリカ産の物が多く果汁の多い品種。一般にオレンジと呼ばれるもの。
ネーブル	尻部分に突起があるのが特徴。ネーブルは英語で「へそ」の意味。
ブラッドオレンジ	果肉が血(ブラッド)のように濃い赤なのが特徴。
せとか	温州みかんより一回り大きい。ジューシーで甘みが強い品種。
美娘オレンジ	大分産の高級オレンジ。ひと玉ずつ袋掛けし、手間をかけ栽培。ジューシーで風味がとても良い品種。