カボチャ(南瓜)は「冬至に食べると風邪をひかない」と言われるほどビタミンやが豊富で健康にとてもいい食材です。今回は旬を迎えるカボチャにクローズアップしてみたいと思います!
カボチャ(南瓜)の美味しい時期は、国産or輸入によってことなります。「国産は、5・6・7・8・9月」「輸入は、11・12・1・2・3月」が美味しい時期です。
カボチャ(南瓜)の成分と効果・効能

ベータカロテン
僕たちは生きている限り、活性酸素を作り続けます。この活性酸素、免疫を低下させたり、DNAを傷つけて癌の原因にもなります。
ベータカロテンは活性酸素を除去してくれる抗酸化作用なので、免疫機能を高めてくれるたり、がん細胞の発生を予防する働きもあると言われています。
また、ベータカロテンは身体に吸収された後、体内でビタミンAに変わるので、疲れ目や視力の低下を防いでくれる効果があります。
ビタミンC
10月に旬を迎えるカボチャのほとんどは西洋カボチャ。このカボチャの特徴はデンプンの量が多いこと。
このデンプン、熱に強いので、カボチャの中に含まれるビタミンCを守ってくれる効果があります。ビタミンCは元々は熱によってすぐに分解されてしまいますが、デンプンで守られることで、熱に強くなり、加熱してもしっかりビタミンCを摂れるんです。
ビタミンCは、ベータカロテンと同じように活性酸素を除去してくれるので、免疫をアップして風邪の予防に役立ちます。
また、ビタミンCはコラーゲンの材料となるビタミンです。ビタミンCを毎日継続して摂ると美容効果も期待できますよ♪
ビタミンE
カボチャにはビタミンEがとても豊富に含まれていて、野菜の中ではトップクラスです。ビタミンEはベータカロテンやビタミンCと同じように活性酸素を撃退する効果があります。
動脈硬化を予防したり、細胞の老化を抑えてくれることから「若返りのビタミン」という異名を持っています!
栄養がたくさん含まれているカボチャの部位は?
「カボチャを食べる」と聞くとどこの部分を想像しますか?オレンジ色で火を通すと甘くて美味しい果肉の部分を想像するのでは?
もちろん果肉の部分にも栄養はたくさん含まれていますが、そこよりさらにたくさん栄養を含んだ部分があります。
それは「皮付近」と「ワタ」の部分です。同じウリ科のゴーヤもそうです。ゴーヤに関して言えば、種もそんなに大きくないので、ワタを種ごと炒めて食べても美味しくいただけますよ♪
話を戻しましょう。人気健康番組「家庭の医学」の調べによれば、果肉に比べて皮の部分は約2倍、ワタに至っては約4倍ものベータカロテンが含まれていたそうです。

ワタ近くの部分って、繊維質で茹でたり煮たりした時、ヒョロヒョロっと見た目を良くないし、食感もしっくりこないのでついつい取り去ってしまいますよね。
しかし、それは栄養を捨てるようなものです!今度から種だけ除いたら他の部分は丸ごと使っちゃいましょう!
カボチャ(南瓜)は冷凍食品でも大丈夫?
カボチャという野菜は非常に硬くて包丁で切るのも一苦労ですよね。我が家にカボチャがやってきたらさばくのは男である僕の役目。
こういったことから冷凍食品のカボチャを買う方も少なくないのでは?手頃なサイズにカットされていて便利ですもんね!
でも、カボチャの栄養って冷凍されたやつでもきちんと摂れるのか?という疑問が湧いてきませんか?
心配いりません。冷凍食品でもしっかり栄養を摂ることができますよ!ただし、解凍して放置すると水がじわっと出てきますよね?この時にビタミンも一緒に流出してしまうので、使う分だけ解凍して使いましょう!
カボチャ(南瓜)は妊婦でも大丈夫?

上でも書いたようにカボチャに含まれるベータカロテンは体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAを「過剰に」摂取すると奇形の原因になることは聞いたことがあるかと思います。
勘違いしないでくださいね。「過剰に」摂取した場合ですので。恐れてビタミンAの摂取をやめないでください。
ビタミンAが不足すると、目の機能が低下することがあります。ビタミンAは「ロドプシン」という、目から入った光を信号に変えて脳に送るタンパク質の安定性を左右する重要なビタミンだからです。
カボチャに含まれるビタミンAは100gあたり140μg、カロチンは850μgです。この数値を目安に考えても、半分くらいなら問題ありません。
ビタミンAに限らず、食事が偏ったりやビタミン剤などを飲んでいなければ、食材だけで「過剰摂取」にはなることはありません。何事もバランスが大事ということです。
カボチャ(南瓜)の美味しい時期は?
「国産→5・6・7・8・9月」「輸入→11・12・1・2・3月」が美味しい時期です。
※輸入:ニュージーランド・メキシコ。国産:千葉・神奈川・宮崎
カボチャ(南瓜)の保存方法
カットしていない状態なら常温保存で1~2カ月程度が目安。カボチャをカットしたら種をくりぬき、個別にラップをし冷蔵庫の野菜室へ保管。軽く茹でて冷凍保存するのもありです。
カボチャ(南瓜)はどんな調理方法がいい?

ベータカロテンやビタミンEは油になじみやすい性質があるので油で調理したり、油と一緒に食べることで身体へ効率よく吸収されます。
ビタミンCはデンプンに守られて熱に強くなってますし、やはり「油で炒める」という調理方法が一番栄養を効率よく摂れると思います。

このブログでは以前、「NK細胞&抗酸化作用でガン予防!?カボチャと鶏肉のピリ辛ニンニク煮」というレシピを紹介しています。
カボチャの抗酸化ビタミンだけでなく、ニンニクパワーも一緒に摂れてしまうカボチャを使ったオススメレシピですのでぜひ参考にしてください♪
まとめ
カボチャはベータカロテン、ビタミンC、ビタミンEという三大抗酸化ビタミンを兼ね備えた美容や若さ維持に役立つ食材です。
旬を迎える(10月)には最もベータカロテンの濃度が高まります。カボチャが美味しい秋を見逃さないようにしましょう!
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