近年、ヨーグルトがストレス緩和やストレス解消に効果があることが注目を集めています。今回は「乳酸菌とストレス緩和の関連性」と「カルシウム・ビタミンDとストレス緩和の関連性」2つのポイントからヨーグルトの効果をまとめました。
また、この2つのポイントで最も関連性の高いヨーグルト商品の紹介やビタミンDとカルシウムの豆知識、自分に合ったヨーグルトを選ぶポイントなどもシェアしました。
乳酸菌がストレス緩和に効果がある
ストレスがたまる時期の学生が乳酸菌発酵乳を4週間にわたって摂取したところ「実験中に増加する不安や不眠スコアが大幅に改善できた」という結果が出ている。
また、乳酸菌発酵乳を摂取することで唾液中コルチゾールというストレスホルモンの増加が抑制されたことも確認されている。
ストレスと腸内環境は相互に関係しており、ストレスがかかると消化機能に悪い影響を与えることが分かっています。ストレスがたまると腸の働きも悪くなり・腸内の悪玉菌も増え免疫力が低下します。
しかし、上の実験結果のように乳酸菌を摂ることでストレスホルモンを抑制し・ストレスの予防・解消できることが分かってきています。つまり、日々ヨーグルトを摂ることで腸内環境が整いストレスに強い体つくりが出来るということですね。
関連性の高いヨーグルト
雪印メグミルクはガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の日本人由来の乳酸菌を含んだヨーグルトに、ヒトの免疫系活性化とストレス軽減効果があることが明らかになったと10月18日発表した。
上記のとおり、ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の日本人由来の乳酸菌を含んだヨーグルトにストレス軽減する効果があることが実験結果により分かっています。
もちろん、他の乳酸菌入りヨーグルトでも腸内環境を整えるのでストレス抑制効果はあるはずです。
では、どのヨーグルトを選ぶべきか?というと…自分がおいしいと思い・体に合っていて・長く続けられるヨーグルトを選ぶべきだと思います。
理想はプレーンタイプで無糖のものがいいですね。これにフルーツやグラノーラのトッピング、はちみつなどのソースを使い、おいしくて・体にいいものと組み合わせるのが一番お薦めです。
ヨーグルトのカルシウムでストレス緩和
ストレスが高くなるとストレスホルモンの「コルチゾール」が増える。このコルチゾールが増えると「腸管からのカルシウムの吸収が悪くなりイライラが解消できず」ストレスがたまります。この状態がよく言う「カルシウムが足らないからイライラするんだ」なのだと思います。
カルシウムは「コルチゾールを抑制」し、ストレスや神経の興奮を抑える働きがあります。カルシウムの吸収率は食品によって大きな差があり「牛乳・乳製品は約50%、小魚は約30%、青菜は約18%」。
このような吸収率の数値を踏まえると「牛乳やヨーグルト」で摂るのが最も効果的だといえますね。ここでは「ヨーグルトとストレス」というテーマですが…カルシウムをしっかりとることで丈夫な骨や歯をつくり、筋肉と神経の働きを助けてくれます。
豆知識
ビタミンB群やカルシウム、マグネシウムには、神経の興奮を鎮め、精神を安定させる作用がある。このように見ていくと、普段からの食生活がとても重要なのが分かります。
ヨーグルトを取り入れたシンバイオティクスの実践は「果物や野菜もシッカリとる」ということが前提となるので、ストレスの予防・解消においても非常に効果的であるといえます。
ビタミンDで吸収率を高くする
ビタミンDはカルシウムの吸収促進・骨の成長促進・血中カルシウム濃度を調節する働きがある。近年の女性による骨密度などの低下やヨーグルトブームも重なり、ヨーグルトにビタミンDを配合している商品も増えている。
もっとも関連性のあるヨーグルト
ダノンデンシアは「1日分のビタミンD100%・カルシウム50%」が摂れてしまう非常に機能性に特化したヨーグルトです。「女性の骨をサポートするヨーグルト」というのがテーマですが…ストレスを予防・緩和するヨーグルトとしても効果的だと思います。
ただ、ひとつ気をつけることは…ビタミンDやカルシウムの過剰摂取です。通常の食品では心配ありませんが「サプリメントでカルシウムなどの補給」をしている人は「1日のカルシウムの総量を調整する必要」があります。
上の記事では、ダノンデンシアの食べた感想や口コミだけでなく「カルシウムやビタミンDの1日の摂取目安や摂取上限、過剰摂取や不足した時の症状」などもアップしています。
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