れんこん(蓮根)の栄養成分と健康効果・効能｜精力促進・疲労回復ほか

「れんこん(蓮根)の種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身がれんこん(蓮根)の健康効果や成分について深く学びたいということと・れんこん(蓮根)について検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。

今後も、れんこん(蓮根)についての情報を集め必要なものを追記していきます。

れんこん(蓮根)に含まれる栄養成分

・タンニン
・カリウム
・食物繊維
・ビタミンC
・ビタミンB6
・ビタミンB1

れんこん(蓮根)は、11月～3月頃にかけてが美味しい時期。れんこんに含まれるポリフェノールのタンニンは、胃腸のトラブルに効果的。また、切った時に出る粘りはムチンによるもので、消化不良の解消や風邪予防、精力アップに効果を発揮する。

・疲労回復作用
・口内炎予防
・美肌効果
・腸内環境を整える
・老化を予防
・動脈硬化を防ぐ
・精力促進作用

カリウムは、ナトリウム(塩分)を体外に排出させて血圧を安定させる。高血圧の予防には、カリウムを十分に摂ってナトリウムの排出を促すことが大切。カリウム1に対してナトリウムを2以下にするとバランスが摂れる。

食物繊維とは「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。現在は昔と違い腸内細菌による分解・発酵を経てエネルギー源や短鎖脂肪酸に変化し様々な効果があることが解明されてきている。

食物繊維は、腸内の乳酸菌を増やすのを助け腸内環境を整える働きがある。便秘改善にも効果的。ヨーグルトを摂ると相乗効果が期待できる。

ビタミンB1は、糖質がエネルギーに代わるのをサポートすることから糖質の多い白米を主食とする日本人には欠かせないビタミン。

ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝がうまくいかなくなり、乳酸やピルビン酸などの疲労物質が蓄積し、全身の倦怠感・疲労・筋肉痛・手足のしびれ・むくみの原因となる。

ビタミンB1を多く含む食品は…玄米ごはん、そば、豚肉、ウナギのかば焼き、大豆、豆腐など。※特に豚肉やウナギに多く含まれる。

ビタミンB6は、たんぱく質合成に必要なアミノ酸が足りない場合に、別のアミノ酸に作りかえる働きを助ける補酵素。髪の毛や皮膚、歯を健康にする効果や成長を促進する効果、神経の働きを正常に保つ効果がある。

たんぱく質の摂取が多いほど、ビタミンB6の必要摂取量を増やす必要がある。

ビタミンB6が不足すると、不眠症や神経炎、足のしびれなどの症状を引き起こす。また、たんぱく質が十分に再合成できなくなると、皮膚炎や口内炎などを引き起こしやすくなる。

ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンやストレスをブロックする。

ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。

種類	特長
岩国れんこん	山口県岩国市で生産され太くて大型で粘りが強い品種。穴が通常より1つ多く9つあいているのが特徴。
加賀れんこん	節感が短く肉質はきめが細かい品種。でん粉質が多くもちもちした食感が特徴。