「菜の花(なばな)の種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。
このページの趣旨は…私自身が菜の花(なばな)の健康効果や成分について深く学びたいということと・菜の花(なばな)について検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。
今後も、菜の花(なばな)についての情報を集め必要なものを追記していきます。
菜の花(なばな)に含まれる栄養成分
・イソチオシアネート
・葉酸
・ビタミンC
・カルシウム
・βカロテン
・鉄
・食物繊維
菜の花(なばな)による健康効果・効能
菜の花は、冬から春先にかけ旬を迎える。春の訪れを告げる野菜・観光地の黄色い美しい菜の花畑としても有名。
おひたしや温サラダ、天ぷらなどにしても美味しい。あの独特な苦みはイソチオシアネートという成分。がん予防効果が期待できる。
菜の花は、ビタミンC・B2・E・βカロテンなど抗酸化作用の高い成分をたっぷり含んでいる。白血球の働きを強めることで、病気に対する免疫力を高め、貧血の予防やコラーゲンの育成を促進することで美肌効果もある。
鉄、葉酸、ビタミンC、カルシウム、食物繊維など…女性に嬉しい成分もたっぷり。
・免疫力アップ
・ガンの予防
・貧血の予防
・血行促進作用
・脳卒中の予防
・骨粗鬆症予防
葉酸
葉酸は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる。その他にも、レバーや豆類などにも。
妊娠期に必要とされる葉酸。赤ちゃんの新しい細胞が作られる妊娠期や授乳期のお母さんにとって、葉酸は必要不可欠な栄養素。妊娠を計画している女性に望ましい量は1日400μg、妊婦への推奨量は440μg。葉酸400μgを摂るには、ほうれん草なら約200g。
ビタミンC
ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンやストレスをブロックする。
ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。
カルシウム
カルシウムは、日本人に不足しがちなミネラル。丈夫な骨や歯を作り、筋肉と神経の働きをバックアップする。カルシウムが慢性的に不足すると骨折や骨粗鬆症を起こす可能性が高くなる。女性はホルモンの影響で骨量が減少しやすいため気をつけるべき。
また、神経過敏な状態となり肩こりや腰痛を引き起こすこともある。
βカロテン
菜花(なばな)に含まれるβカロテンは、活性酸素を除去することで免疫力が上がり血液のめぐりが改善されると共に、細胞が傷つけられるのを防ぎ発ガンを抑制する働きがある。また、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジングにおいても高い効果を発揮する。
LDLコレステロールの酸化を抑え動脈硬化を防ぎ、心疾患のリスクを低減してくれる。脳の認知機能を高める働きがあり、近年はボケ予防の効果も期待されている。
βカロテンは、トマトや人参、ブロッコリーを始め緑黄色野菜に多く含まれる。体内で必要な量だけのビタミンAに変換することから…ビタミンAの効能を期待することができる。
βカロテンは、油を使って調理すると吸収率力が3~10倍も高まるとされている。
鉄
酵素を全身に供給し、貧血を予防する。鉄を含む酵素はエネルギー代謝に重要な働きをする。女性に不足しやすい栄養素。
鉄の多い食品…小松菜、ほうれん草、納豆、あさり、レバー、ひじき。
食物繊維
食物繊維とは「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。現在は昔と違い腸内細菌による分解・発酵を経てエネルギー源や短鎖脂肪酸に変化し様々な効果があることが解明されてきている。
食物繊維は、腸内の乳酸菌を増やすのを助け腸内環境を整える働きがある。便秘改善にも効果的。ヨーグルトを摂ると相乗効果が期待できる。
菜の花(なばな)の栄養成分表
食品成分表 | 可食部100gあたり |
---|---|
エネルギー | 35kcal |
水分 | 88.3g |
ナトリウム | 12mg |
カリウム | 410mg |
カルシウム | 97mg |
マグネシウム | 28mg |
鉄 | 0.9mg |
ビタミンA(βカロテン相当量) | 2600μg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.24mg |
ビタミンB6 | 0.22mg |
葉酸 | 240μg |
ビタミンC | 110mg |
食物繊維相当量 | 3.7g |
菜の花(なばな)の保存方法、その他
菜の花の保存方法:束ねているテープを外し、しめらせたキッチンペーパーで包み冷蔵庫の野菜室で2~3日保存する。
新鮮な菜の花:葉や茎の色が緑色で鮮やかでみずみずしいものが新鮮。つぼみはかたく、開く直前の物が良い。
関連レシピ
・菜の花のレシピ一覧(キッコーマン)
・みんなが作っている菜の花レシピ(クックパッド)
・菜の花料理レシピ一覧(オレンジページnet)
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