にんじん(人参)の栄養成分と健康効果・効能|βカロテン・カリウム・鉄・ビタミンB・Cなど

健康に役立つ栄養学・効能

βカロテンがたっぷり摂れる「にんじんの種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身がにんじんの健康効果や成分について深く学びたいということと・にんじんについて検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。

今後も、にんじんについての情報を集め必要なものを追記していきます。

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にんじんに含まれる栄養成分

・βカロテン
・カルシウム
・カリウム
・鉄
・ビタミンB
・ビタミンC

にんじんよる健康効果・効能

・がんを予防する
・ボケを防止する
・美肌効果
・LDLコレステロールの酸化抑制

βカロテン

にんじんに含まれるβカロテンは、活性酸素を除去することで免疫力が上がり血液のめぐりが改善されると共に、細胞が傷つけられるのを防ぎ発ガンを抑制する働きがある。また、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジングにおいても高い効果を発揮する。

LDLコレステロールの酸化を抑え動脈硬化を防ぎ、心疾患のリスクを低減してくれる。脳の認知機能を高める働きがあり、近年はボケ予防の効果も期待されている。

βカロテンは、トマトや人参、ブロッコリーを始め緑黄色野菜に多く含まれる。体内で必要な量だけのビタミンAに変換することから…ビタミンAの効能を期待することもできる。

βカロテンは、油を使って調理すると吸収率力が3~10倍も高まるとされている。

カルシウム

カルシウムは、日本人に不足しがちなミネラル。丈夫な骨や歯を作り、筋肉と神経の働きをバックアップする。カルシウムが慢性的に不足すると骨折や骨粗鬆症を起こす可能性が高くなる。女性はホルモンの影響で骨量が減少しやすいため気をつけるべき。

また、神経過敏な状態となり肩こりや腰痛を引き起こすこともある。
カルシウムを上手に吸収するコツ食事術

カリウム

カリウムは、ナトリウム(塩分)を体外に排出させて血圧を安定させる。高血圧の予防には、カリウムを十分に摂ってナトリウムの排出を促すことが大切。カリウム1に対してナトリウムを2以下にするとバランスが摂れる。

酵素を全身に供給し、貧血を予防する。鉄を含む酵素はエネルギー代謝に重要な働きをする。女性に不足しやすい栄養素。

鉄の多い食品…小松菜、ほうれん草、納豆あさり、レバー、ひじき。

ビタミンC

ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンストレスをブロックする。

ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。

にんじんの栄養成分表

食品成分表可食部100gあたり
エネルギー37kcal
水分89.5g
炭水化物9.1g
ナトリウム24mg
カリウム280mg
カルシウム28mg
0.2mg
亜鉛0.2mg
ビタミンA(βカロテン当量)9100μg
ビタミンB10.05mg
ビタミンB20.04mg
ビタミンB60.11mg
ビタミンC4mg
食物繊維総量2.7g

にんじんの種類一覧

種類特長
ミニにんじん10cmほどの小型種でベビーニンジンとも呼ばれる。サラダや付け合わせに多く利用される。
金時鮮やかな赤い色のにんじんで正月用に多く出回る。東洋種の京にんじん。
金美中国系をかけ合わせた黄色いにんじん。生食も可能で癖もなくやわらかい。
島にんじん冬のみ出回る沖縄在来種のニンジン。ごぼうのように細長く黄色い。品種
大長人参60cmほどの細長いタイプのニンジン。
紫にんじん紫色のにんじん。芯はオレンジ色でカロテンの他アントシアニンも含む。

にんじんの保存方法・その他

湿気を避け、乾燥している時期なら通気の良い場所で常温保存する。

関連料理:ニンジンでウニ風クリームパスタニンジンと大根のナムル

おわりに…

にんじんに多く含まれるβカロテンは、皮の部分に多く含まれています。にんじんの皮を使ったきんぴらは理にかなった料理ということなんですね。ちなみに…油を使って調理するとβカロテンは吸収率力が3倍~10倍も高まるとのこと。

βカロテンは、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジング全般に高い効果を発揮するので上手に取り入れたいですね。

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