かき(柿)の栄養成分と健康効果・効能｜利尿作用・二日酔いの解消・風邪の予防・美肌効果ほか

「かき(柿)の種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身がかき(柿)の健康効果や成分について深く学びたいということと・かき(柿)について検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。

今後も、かき(柿)についての情報を集め必要なものを追記していきます。

かき(柿)に含まれる栄養成分

・βクリプトサンチン
・タンニン
・ビタミンC
・カリウム
・食物繊維

かき(柿)は、9月～11月においしい時期を迎える。秋の風物詩としても良く扱われる柿は日本を代表するフルーツ。通年出回るフルーツが増える中、秋頃にしか出回らないところが魅力の一つでもある。

柿に含まれるビタミンCは、かんきつ類の約2倍ほど。カロテンとの相乗効果で肌荒れを防ぎ風邪の予防にも期待できる。柿の色素に含まれるβクリプトサンチンは、カロテンの5倍もの抗がん作用があるという。

柿に含まれる渋みの成分タンニンにはアルコールを分解する働きがあり、利尿作用のあるカリウムも豊富な為二日酔いにも効果的。

人気の干し柿はカロテンが倍増。表面の白い粉はせきやたんきりにも効果を発揮する。近年、柿の葉茶が花粉症予防に効果があると聞くようになっている。ポリフェノールの一種”アストラガリン”がアレルギー反応を抑える。

・美肌効果
・血行促進作用
・がんの予防
・利尿作用
・二日酔いの解消
・風邪の予防

ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンやストレスをブロックする。

ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。

カリウムは、ナトリウム(塩分)を体外に排出させて血圧を安定させる。高血圧の予防には、カリウムを十分に摂ってナトリウムの排出を促すことが大切。カリウム1に対してナトリウムを2以下にするとバランスが摂れる。

食物繊維とは「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。現在は昔と違い腸内細菌による分解・発酵を経てエネルギー源や短鎖脂肪酸に変化し様々な効果があることが解明されてきている。

食物繊維は、腸内の乳酸菌を増やすのを助け腸内環境を整える働きがある。便秘改善にも効果的。ヨーグルトを摂ると相乗効果が期待できる。

種類	特長
次郎	静岡原産の人気品種。扁平な形で完全甘柿。果肉はやや固めで種はほとんどない。
富有	岐阜原産。甘柿の代表種。ふっくらと丸みがあり果肉は柔らかくて多汁。甘く日持ちが良く人気の品種。
甲州百目	つりがね形をした大型の不完全渋柿。渋抜きして生食するか、あんぽ柿などに使用。
筆柿	愛知原産。筆の形をした品種で小ぶりの甘柿。果肉は歯ごたえがあり種ありの柿。
西条	広島原産の縦長の渋柿。上品な甘さで果肉は柔らかめ。干し柿にしてもおいしい。
西村早生	滋賀原産。やや小ぶりの不完全甘柿。味はやや淡白で最も早く出回る品種。
早秋	広島原産の超早生甘柿。種は少なく果肉は柔らかくジューシー。
太秋	完全甘柿の新品種。大型で果汁が多く甘みも強くおいしい。