「小松菜の種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。
このページの趣旨は…私自身が小松菜の健康効果や成分について深く学びたいということと・小松菜について検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。
今後も、小松菜についての情報を集め必要なものを追記していきます。
小松菜に含まれる栄養成分
・カルシウム
・βカロテン
・鉄
・ビタミンC
小松菜による健康効果・効能
小松菜はスーパーで通年見かけるが、冬の時期(12月~2月)に旬を迎える。江戸時代に「茎立菜」を改良し生まれた品種。
栄養価が非常に高い緑黄色野菜で、カルシウムや鉄分は「ほうれん草」以上。カルシウムにおいては、驚くことに牛乳以上の栄養価で、骨粗鬆症予防にも効果的な食品。※100gあたり:小松菜170mg・牛乳110mg。
不足しやすいカルシウムや鉄がたっぷりで、美容効果の高いビタミンCも豊富なことから、特に女性に取り入れてほしい野菜。
・骨粗鬆症予防
・貧血予防
・動脈硬化予防
・ガンの予防
・風邪の予防
・美肌効果
・ストレスを抑制する
カルシウム
カルシウムは、日本人に不足しがちなミネラル。丈夫な骨や歯を作り、筋肉と神経の働きをバックアップする。カルシウムが慢性的に不足すると骨折や骨粗鬆症を起こす可能性が高くなる。女性はホルモンの影響で骨量が減少しやすいため気をつけるべき。
また、神経過敏な状態となり肩こりや腰痛を引き起こすこともある。
βカロテン
小松菜に含まれるβカロテンは、活性酸素を除去することで免疫力が上がり血液のめぐりが改善されると共に、細胞が傷つけられるのを防ぎ発ガンを抑制する働きがある。
また、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジングにおいても高い効果を発揮する。紫外線によって発生した活性酸素を無毒化し、しみ・そばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きもある。
LDLコレステロールの酸化を抑え動脈硬化を防ぎ、心疾患のリスクを低減してくれる。脳の認知機能を高める働きがあり、近年はボケ予防の効果も期待されている。
βカロテンは、トマトや人参、ブロッコリーを始め緑黄色野菜に多く含まれる。体内で必要な量だけのビタミンAに変換することから…ビタミンAの効能を期待することもできる。
βカロテンは、油を使って調理すると吸収率力が3~10倍も高まるとされている。
鉄
酵素を全身に供給し、貧血を予防する。鉄を含む酵素はエネルギー代謝に重要な働きをする。女性に不足しやすい栄養素。
鉄の多い食品…小松菜、ほうれん草、納豆、あさり、レバー、ひじき。
ビタミンC
ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンやストレスをブロックする。
ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。
小松菜の栄養成分表
食品成分表 | 可食部100gあたり |
---|---|
エネルギー | 14kcal |
水分 | 94.1g |
ナトリウム | 15mg |
カリウム | 500mg |
カルシウム | 170mg |
リン | 45mg |
鉄 | 2.8mg |
ビタミンA(βカロテン当量) | 3100μg |
ビタミンK | 210μg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.13mg |
ナイアシン | 1.0mg |
ビタミンC | 39mg |
食物繊維相当量 | 1.9g |
小松菜の保存方法、その他
小松菜をしめらせた新聞で包み冷蔵庫の野菜室に立てかけ保存する。
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