にんじん(人参)の栄養成分と健康効果・効能|βカロテン・カリウム・鉄・ビタミンB・Cなど

健康に役立つ栄養学・効能

βカロテンがたっぷり摂れる「にんじんの種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身、にんじんの健康効果や成分について深く学びたいということと・にんじんについて検索された際に役立つページにしたいということでまとめてます。

今後も、にんじんについての情報を集め必要なものを追記していきます。

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にんじん(人参)に含まれる栄養成分

  • βカロテン。
  • カルシウム。
  • カリウム。
  • 鉄。
  • ビタミンB。
  • ビタミンC。
  • α-リポ酸。

にんじん(人参)よる健康効果・効能

人参の栄養が豊かなことは日本でも古くから知られてきた事…。吊るし雛では〝我が子が健やかに育ちますように、との祈りを込めて…〟

滋養ある人参が吊るされているのだとか。

人参は緑黄色野菜の王様と謳われ〝若返り栄養素のかたまり〟です。鮮やかなオレンジの色素はβ-カロテンによるものです。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素を除去する事で免疫力がアップし、血液の巡り良くなり→体がポカポカと温まる。

また、人参に多く含まれる成分α-リポ酸は、抗糖化作用が高く、AGEの抑制が期待できる。老化防止は勿論な事…血糖値を下げ、ダイエットに効果的です。

  • 抗酸化作用。
  • 代謝アップ。
  • 抗糖化作用。
  • 高血圧予防。
  • がんの予防。
  • ボケの予防。
  • 美肌効果
  • LDLコレステロールの酸化抑制。

βカロテン

にんじんに含まれるβカロテンは、活性酸素を除去することで免疫力が上がり血液のめぐりが改善されると共に、細胞が傷つけられるのを防ぎ発ガンを抑制する働きがある。また、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジングにおいても高い効果を発揮する。

LDLコレステロールの酸化を抑え動脈硬化を防ぎ、心疾患のリスクを低減してくれる。脳の認知機能を高める働きがあり、近年はボケ予防の効果も期待されている。

βカロテンは、トマトや人参、ブロッコリーを始め緑黄色野菜に多く含まれる。体内で必要な量だけのビタミンAに変換することから…ビタミンAの効能を期待することもできる。

βカロテンは、油を使って調理すると吸収率力が3~10倍も高まるとされている。

カルシウム

カルシウムは、日本人に不足しがちなミネラル。丈夫な骨や歯を作り、筋肉と神経の働きをバックアップする。カルシウムが慢性的に不足すると骨折や骨粗鬆症を起こす可能性が高くなる。女性はホルモンの影響で骨量が減少しやすいため気をつけるべき。

また、神経過敏な状態となり肩こりや腰痛を引き起こすこともある。
カルシウムを上手に吸収するコツ食事術

カリウム

カリウムは、ナトリウム(塩分)を体外に排出させて血圧を安定させる。高血圧の予防には、カリウムを十分に摂ってナトリウムの排出を促すことが大切。カリウム1に対してナトリウムを2以下にするとバランスが摂れる。

酵素を全身に供給し、貧血を予防する。鉄を含む酵素はエネルギー代謝に重要な働きをする。女性に不足しやすい栄養素。

鉄の多い食品.:小松菜ほうれん草納豆あさり、レバー、ひじき。

ビタミンC

ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンストレスをブロックする。

ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。

にんじん(人参)の栄養成分表

食品成分表可食部100gあたり
エネルギー37kcal
水分89.5g
炭水化物9.1g
ナトリウム24mg
カリウム280mg
カルシウム28mg
0.2mg
亜鉛0.2mg
ビタミンA(βカロテン当量)9100μg
ビタミンB10.05mg
ビタミンB20.04mg
ビタミンB60.11mg
ビタミンC4mg
食物繊維総量2.7g

にんじん(人参)の種類一覧

種類特長
ミニにんじん10cmほどの小型種でベビーニンジンとも呼ばれる。サラダや付け合わせに多く利用される。
金時鮮やかな赤い色のにんじんで正月用に多く出回る。東洋種の京にんじん。
金美中国系をかけ合わせた黄色いにんじん。生食も可能で癖もなくやわらかい。
島にんじん冬のみ出回る沖縄在来種のニンジン。ごぼうのように細長く黄色い。品種
大長人参60cmほどの細長いタイプのニンジン。
紫にんじん紫色のにんじん。芯はオレンジ色でカロテンの他アントシアニンも含む。

にんじん(人参)の保存方法・その他

人参の保存方法

湿気を避け、乾燥している時期なら通気の良い場所で常温保存する。

40マガジン-人参レシピ

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他、人参使用のレシピ

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おわりに…

にんじんに多く含まれるβカロテンは、皮の部分に多く含まれています。にんじんの皮を使ったきんぴらは理にかなった料理ということなんですね。ちなみに…油を使って調理するとβカロテンは吸収率力が3倍~10倍も高まるとのこと。

βカロテンは、強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジング全般に高い効果を発揮するので上手に取り入れたいです。

にんじん(人参)薬膳データ

イラストAC-陰陽五行・五元素・五色・五臓の図
イラストAC-陰陽五行・五元素・五色・五臓の図
  • 体質:血虚 気帯。
  • 五性:平。
  • 五味:甘。
  • 帰経:肺、脾、肝。

人参の効能は上述した通り。血を養い肝の働きを正常化し、貧血や夜盲症を予防。脾の働き高め食欲不振、下痢、便秘の改善効果も。

おすすめの食べ合わせ

人参+干し葡萄→疲れ目の改善に:サラダにして食す。人参のβ-カロテン&干し葡萄のアントシアニンが目の疲れに作用する。

人参+牛肉→貧血の予防に:炒め物にして食す。両食材共に血を補う食材なので相乗効果技期待できる。

↑養命酒製造公式サイトで薬膳の基礎知識が学べます。

にんじん(人参)の参考文献など

  • もっとからだにおいしい野菜の便利帳。
  • 40歳からは食べ方を変えなさい!。
  • 薬膳・漢方食材&食べ合わせ手帖。
  • 老けない人はこれを食べている。

野菜(にんじん)の凄さを伝えたい!

2025年7月〜 野菜を1.5倍摂る様になり老化による不具合はどんどん改善されている…。

  • 目の老化:目のかすみ、ドライアイの改善。眩しさの緩和。
  • 声帯の老化:声の掠れ、喉の詰まりの改善。
  • 頻尿(膀胱や前立腺の老化):これは緩和レベル。
  • 睡眠の質:これは緩和レベル。

これまで〝↑抗えない老化〟と捉えていたが…私の常識180度変わりました。

最高級の健康(若返りレベル)を目指すなら〝野菜を大量摂取するべき〟です。蒸す、煮るにすれば沢山食べれます。

 果物も沢山摂りたいけど…高いし、あくまでデザート要員なんで…。まあ、多種多様な野菜果物を摂ると別次元の健康がやってきます。

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