いちごの栄養成分と健康効果・効能|フラボノイド・キシリトール・ビタミンC・葉酸・食物繊維など

健康に役立つ栄養学・効能

「いちごの種類と栄養・健康効果」についてまとめました。このページは「健康に役立つ栄養学・効能」カテゴリーに保管しておきます。

このページの趣旨は…私自身がいちごの健康効果や成分について深く学びたいということと・いちごについて検索された際に役立つページにしたいということでまとめました。

今後も、いちごについての情報を集め必要なものを追記していきます。

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いちごに含まれる栄養成分

・ビタミンC
・葉酸
・食物繊維
・フラボノイド(アントシアニン)
・キシリトール

いちごによる健康効果・効能

いちごの旬は国内では12月~4月頃。年を明けるといちご狩りのシーズンが到来し、多くの客がいちご園に訪れ美味しいいちごを堪能する。

いちごは、ビタミンC・葉酸・食物繊維がたっぷりで、女性の美容にも効果的な果物。中つぶなら7粒程度で1日分のビタミンCが摂れてしまうすぐれもの。

ビタミンCの効果でコラーゲンの生成を促しシワを抑え、メラニンの生成を抑えシミを抑制し、美肌効果も期待できる。また、キシリトールやフラボノイドなどの抗酸化物質も多く含まれ虫歯予防に役立つ成分もある。

・美肌効果
・虫歯の予防
・血糖値の上昇を抑える
・高血圧の予防
・大腸がんの予防

ビタミンC

ビタミンCは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し動脈硬化脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがある。発がん性物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きがあり抗ガン作用も期待されている。皮膚や血管の老化を抑えたりガンストレスをブロックする。

ビタミンCは「メラニンの生成を抑える」「メラニン色素を還元する」というダブルの美白効果があり、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用もある。更には、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、しみ・ソバカス対策には欠かせない成分。

葉酸

葉酸は、ほうれん草ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる。その他にも、レバーや豆類などにも。

妊娠期に必要とされる葉酸。赤ちゃんの新しい細胞が作られる妊娠期や授乳期のお母さんにとって、葉酸は必要不可欠な栄養素。妊娠を計画している女性に望ましい量は1日400μg、妊婦への推奨量は440μg。葉酸400μgを摂るには、ほうれん草なら約200g。
葉酸がとれる青汁・美力青汁

食物繊維(ペクチン)

いちごに多く含まれる食物繊維のペクチンは、血糖値の急上昇を抑えるとともに腸内の善玉菌を増やし高血圧や大腸がんを予防する。

食物繊維とは「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。現在は昔と違い腸内細菌による分解・発酵を経てエネルギー源や短鎖脂肪酸に変化し様々な効果があることが解明されてきている。

食物繊維は、腸内の乳酸菌を増やすのを助け腸内環境を整える働きがある。便秘改善にも効果的。ヨーグルトを摂ると相乗効果が期待できる。
不溶性・水溶性食物繊維の働き

フラボノイド

フラボノイドは、ポリフェノールに属する水溶性の植物色素で、抗酸化作用や毛細血管を強化する働きがある。ポリフェノール類、フラボノール類、イソフラボン類に分類される。

また、カテキン類やアントシアニジン類もフラボノイドの仲間と分類することもある。

フラボノイドは抗酸化作用や、血圧・血糖を調整する効果がある。毛細血管の浸透性を向上させ血圧をコントロールしたり、高血糖になりにくくする働きも期待できる。

成分によって固有の作用があり、生活習慣病予防にも期待される機能性成分。

いちごの栄養成分表

食品成分表可食部100gあたり
エネルギー34kcal
水分90.0g
たんぱく質0.9g
炭水化物8.5g
カリウム170mg
カルシウム17mg
マグネシウム13mg
0.3mg
亜鉛0.2mg
ビタミンB10.03mg
ビタミンB20.02mg
ビタミンB60.04mg
葉酸90μg
ビタミンC62mg
食物繊維総量1.4g

いちごの種類と特徴

種類特長
とちおとめ栃木産。東日本で一番流通している品種。甘みが強く、日持ちが良い。
女峰関東を中心に生産されている品種で小粒でジューシー。
あまおう福岡産で大粒で糖度が高く酸味もある。「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字を品種の名前に。
紅ほっぺ静岡の特産。大粒で鮮やかな紅色で果肉も赤いのが特徴の品種。
初恋の香り紅白いちごとして贈答用で人気。熟すと白っぽくなる品種で味は一般的ないちごと同じ。
さがほのか佐賀の特産で西日本を中心に生産量が増加している。
もういっこ宮城の特産。果実は固めで日持ちする。すっきりとした甘さが特徴。
ペチカ主に業務用として使用される品種。夏場に出荷され、色形が良いのが特徴。
やよいひめ群馬県で作られた新品種。大粒で甘みが強く程良い酸味のある苺。
さちかとよのかとアイベリーの交配種。赤色が濃く糖度が高い。日持ちする品種で人気のいちご。

いちごの保存方法、その他

つぶつぶがくっきりしていて・ヘタの緑色が濃く乾いていないものが新鮮。ヘタが反り返り・ヘタの近くまで赤いものが完熟で食べ頃となる。

いちごは洗わずにラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保管する。

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